ゴウリ(GOURI)は、水に溶かした液状ポリカプロラクトン(PCL)を皮膚に入れるスキンブースターです。一箇所にボリュームだけを積む粒子フィラーとは異なり、顔のしわ・溝を補うために広がるよう作られた注射です。
製造会社はデクスレボです。製品案内に記された使用範囲は、中等度から重度の顔のしわ・溝を、皮膚の中層から深層への注入で補うことです。施術ページの案内はゴウリ施術案内で続けて確認できます。
3行まとめ
1. ゴウリはデクスレボの液状PCL注射で、顔のしわ・溝を補うために入れます。
2. 当日は消毒のあと必要なら局所麻酔をして注入し、直後は内出血・赤み・むくみを先に見ます。
3. 維持のために追加注入の日程を取り、妊娠・授乳・抗凝固薬・免疫抑制剤は使用除外対象です。
ゴウリが入れる材料
PCLは縫合糸などの医療材料として長く使われてきた高分子です。ゴウリはそのPCLを粒子なしの液状にした製品です。製造会社は、皮膚に広がったあとコラーゲンを作る細胞を刺激すると案内しています。
粒子型PCLフィラーは、粒子が針を塞いだり一箇所に寄ったりすることがあります。ゴウリは水に溶かして細い針でも入るようにした製剤です。
施術当日の進行
カウンセリングで肌の状態、最近の顔の施術、服用薬を見たうえで部位を決めます。消毒したあと必要なら麻酔をし、決めた層に入れます。入れた部位を指先で整える場合もあります。
| 段階 | 当日に行うこと |
|---|---|
| 相談 | 肌、施術歴、服用薬、入れる部位を確認します。 |
| 麻酔 | 必要なら局所麻酔をします。 |
| 注入 | 皮膚の中層から深層に入れます。 |
| 直後 | 内出血・赤み・むくみを見て、メイク・サウナの再開時期を案内されます。 |
回数は一回で終わらない場合が多いです。製品案内は、改善の状態を維持するには追加注入が必要だと記しています。費用は入れる量・回数・部位によって変わり、決まる要因は費用案内で確認できます。
施術後の反応と回復
製品案内が記すよくある反応は内出血・赤み・むくみ・痛み・圧痛・かゆみ・結節感です。多くは1~2週間以内に落ち着く方向で案内されています。炎症・感染・過敏反応も起こり得るため、熱感が大きくなる、またはむくみが広がる場合は、案内された経路で評価を受けます。
まれに内出血が数か月続いた事例が報告されています。この報告の共著に製造会社の研究チームが入っており、掲載料も製造会社が支援しました。報告された事例は、その後の処置とともに解消されました。
血管に入ると組織壊死や視力障害が起きることがあります。まぶた・目の周囲のように血管が集まる部位は、製品案内で特に注意するよう記されています。メイクは12時間経過後に始めてください。サウナ・強い紫外線は2週間ずらしてください。レーザー・ケミカルピーリングと同じ日に使う構成は、製品案内に含まれていません。共通の注意は施術の安全案内で続けて確認できます。
リジュラン・ヒアルロン酸と並べて見るとき
カウンセリング室で名前が一緒に出る理由は、いずれも皮膚に入れる注射だからです。選ぶ基準は人気ではなく本日入れる材料です。リジュランの案内はリジュラン ヒーラー案内で続けて確認できます。
| 項目 | ゴウリ | リジュラン | ヒアルロン酸ブースター |
|---|---|---|---|
| 入れる材料 | 液状PCL | PN(ポリヌクレオチド) | ヒアルロン酸 |
| 相談で見る点 | しわ・溝、広がる液状 | 肌のキメ向けのPN | 水分の材料 |
| 維持 | 追加注入の日程を一緒に取ります | 製品・部位に合わせて取ります | 製品・部位に合わせて取ります |
すでにフィラーを入れた部位に続けて入れる結果は、製品案内が別に検証していません。他の製品と注射器の中で混ぜません。
受ける前に確認すること
以下をそのまま尋ねると、本日入れる部位と除外対象が製品案内と合うかを分けます。答えは診療記録に残しておくと、その後の確認でも同じ基準で見られます。
- □ 本日の製品名がゴウリ(GOURI)か、製造会社がデクスレボか
- □ 妊娠・授乳中か、19歳未満か
- □ 抗凝固薬・血栓溶解薬・消炎鎮痛薬・免疫抑制剤を服用中か
- □ 重いアレルギー、自己免疫、ケロイド・肥厚性瘢痕、活動性感染の病歴があるか
- □ 最近の顔のフィラー・レーザー・ピーリングの予定、および入れる部位がまぶた・目の周囲か
よくある質問
Q1. ゴウリの施術は痛みますか?
針が入るため、チクッとした感覚があります。必要なら局所麻酔をし、製品案内にも痛み・圧痛が記されています。当日の痛みの強さは、入れる部位と量によって変わります。
Q2. 何回受けますか?
入れる量と部位の数によって回数が分かれます。カウンセリングで初回の量と次の来院時期を一緒に記入します。
Q3. どのくらい続きますか?
直後に見えるのは主にむくみです。そのあと数週間かけて皮膚の変化を見ます。再び入れる時点は経過を見て決めます。
Q4. 他の施術と一緒に受けてもよいですか?
同じ日にレーザー・ピーリングを付ける場合は、日付を分けて取ります。最近の施術名を先に伝えると、間隔を組みやすくなります。
Q5. どのような方が受けてはいけませんか?
製品案内の使用除外対象は妊娠・授乳、19歳未満、PCL過敏、重いアレルギー、出血傾向、抗凝固薬・免疫抑制剤の服用、自己免疫、肥厚性瘢痕体質です。該当項目があれば、別の方法を検討します。
結果・持続・適合の可否は、お一人おひとりの肌状態・年齢・生活習慣によって差があり、同じ結果をお約束することはできません。
施術には一時的な赤み・むくみなどの副反応が生じる可能性があり、禁忌事項がある場合もありますので、事前カウンセリングでご確認ください。
本記事は一般的な情報のご案内であり、個別の診療に代わるものではありません。ご自身の状態に合わせた診断・施術はカウンセリングでご確認ください。
根拠資料
- デクスレボ: ゴウリ使用説明書 (DEX-IFU-11)
- Jeong GJほか(2020)、J Cosmet Dermatol: A randomized, patient/evaluator-blinded, split-face study to compare the efficacy and safety of polycaprolactone and polynucleotide fillers in the correction of crow's feet: The latest biostimulatory dermal filler for crow's feet(PMID 31680395)
- Byeon Hほか(2026)、Clin Cosmet Investig Dermatol: A Case Series of Rare Long-Term Bruising Following Injection of Liquid-Form Polycaprolactone: Mechanisms and Therapeutic Insights(PMID 41869420)
- Hong JYほか(2021)、Dermatol Ther: In vivo evaluation of novel particle-free polycaprolactone fillers for safety, degradation, and neocollagenesis in a rat model(PMID 33421287)
- Christen MOほか(2020)、Clin Cosmet Investig Dermatol: Polycaprolactone: How a Well-Known and Futuristic Polymer Has Become an Innovative Collagen-Stimulator in Esthetics(PMID 32161484)
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