ピコトーニングとレーザートーニングは、肝斑・シミの茶色を薄くする反復レーザーです。両者の違いは機器の名前ではなく、光を照射する時間がどれだけ短いかです。同じ波長で顔を分けて照射した比較では、肝斑スコアは同程度の幅で下がり、施術が終わっても色が再び上がってきた報告があります。
3行まとめ
レーザートーニングは弱い出力で複数回、ピコトーニングはより短く当たる光で色素を砕きます。
肝斑で色が薄くなる程度は同程度の幅でした。
施術後も色が再び上がるため、紫外線防御と塗る薬を並行します。白い点が見えたらその回で止めます。
光を照射する時間が両者を分けます
レーザートーニングは弱い光を何層も重ね、色の粒を徐々に減らします。止める地点は皮膚が剥ける場所ではなく、薄い赤みです。ピコトーニングは同じ色素を狙いますが、1回の光が留まる時間をより短く取ります。短い衝撃が色の粒を細かく分けます。
波長が同じでも、照射する時間が違えば、熱が周囲に広がる量も変わります。ピコ側が熱を残しにくいという説明はありますが、選び方はその説明だけでは決めません。
| 項目 | レーザートーニング | ピコトーニング |
|---|---|---|
| 光を照射する時間 | より長い | より短い |
| 色素にすること | 弱い熱で粒を繰り返して砕く | 短い衝撃で粒を砕く |
| 肝斑スコア | 複数回にわたって下がる | 同じ波長の比較で同程度の幅 |
| 再発 | 施術後も色が再び上がる | 同じ方向で報告される |
※ シミのように点状の茶色は、強度と波長が肝斑と異なることがあります。斑点の区別は色素沈着の改善案内で続けてご覧いただけます。
肝斑で二つの施術を並べてみると
肝斑の顔を半分に分けて照射した比較では、両側のスコアは同程度の幅で下がり、再発の方向も同じでした。そのうち一つの比較は機器メーカーが研究費を負担しました。体でつくられた色素を集めた資料でも、短く照射する側と長く照射する側の薄まりは同程度でした。
痛みは機器と出力によって分かれます。出力が強いとチクリとした痛みとほてりも大きくなります。白い点と再び濃くなった茶色も出力・間隔によって分かれ、ピコという名前だけで安全性が分かれたわけではありません。
| 確認する点 | 確認された方向 |
|---|---|
| 色が薄くなる程度 | 同じ波長の肝斑比較で同程度 |
| 痛み | 機器・出力によって分かれる |
| 白い点 | レーザートーニングは回数が重なるとまだらな白い点が報告される。ピコも出力・間隔により残る |
| 再発 | どちらも施術後に色が再び上がった報告 |
| 回数 | レーザートーニングは週1回または2週に1回、10回前後がよくある。ピコも複数回にわたって進む |
レーザートーニングの回数と止める時点はレーザートーニング案内で、防御・薬を先に置く順番は肝斑の除去方法案内でご覧いただけます。
当日の反応と並行するケア
施術直後に顔がほてり、赤くなる反応はよくあります。皮膚を剥く施術ではないため出勤は可能で、化粧は赤みが落ち着いてから乗せます。サウナと強い角質除去は先送りします。広く広がる茶色や、点のように広がった白い斑点が見えたら、埋めようとしてさらに照射しません。レーザートーニングは回数が重なるほど白い点の報告が増えました。
色をつくる細胞は残っているため、施術を終えたあとも斑点が再び濃くなることがあります。塗る薬と毎日の紫外線防御を同じ期間に並行します。ピーリングやほかのエネルギー施術を同じ日に重ねると刺激が重なって茶色がさらに濃くなることがあるため、赤みが落ち着いてから分けます。夏の屋外予定は夏の色素予防案内に合わせます。
カウンセリングで尋ねる五つのこと
今日の斑点、以前のレーザー反応、いま使っている防御と薬を同じ場で照合するよう求めます。カウンセリングでは次のように尋ねます。
- □ 今の色は肝斑ですか、シミですか?
- □ 今日使う機器の名前・波長・出力・間隔は何ですか?
- □ 以前にレーザーのあと白い点や茶色がさらに濃くなったことはありますか?見えたらその回で止めますか?
- □ 塗る薬と紫外線防御を同じ期間に並行しますか?
- □ 最近の強い日差し、妊娠、炎症が残った肌を計画に入れましたか?
よくある質問
Q1. ピコトーニングはレーザートーニングより痛みが少ないですか?
当日のチクリとした痛みとほてりはどちらにもあります。名前だけで痛みの少ないほうを選びません。出力が強いと痛みも大きくなります。
Q2. 何回受けますか?
レーザートーニングは週1回または2週に1回、10回前後がよくある計画です。ピコトーニングも1回では終わらず、複数回にわたって色を薄くします。目標は回数ではなく、反応が止まる地点です。白い点が見えたら、残りの回数が残っていてもその回で終えます。
Q3. 効果はどのくらい続きますか?
施術を終えたあとも斑点が再び濃くなった報告があります。顔を半分に分けた比較では、両側とも同じ方向に再発しました。防御と塗る薬を一緒に維持すると、薄くなった状態がより長く続きます。
Q4. ピコトーニングとレーザートーニングを一緒に受けてもよいですか?
どちらも同じ色素を狙います。同じ日に出力を重ねるより間隔を置き、白い点・茶色を見てから次を入れます。ピーリングやほかのエネルギー施術も、赤みが落ち着いてから分けます。
Q5. 誰が延期すべきですか?
最近強い日差しを受けた肌、炎症が残った肌、すでに白い点がある肌は施術を延期します。肌の色が濃いほど、施術後に茶色がさらに濃くなる、または白い点が残るリスクが大きくなります。妊娠・授乳、以前のレーザー反応は計画に入れて日程を決めます。
結果・持続・適合の可否は、お一人おひとりの肌状態・年齢・生活習慣によって差があり、同じ結果をお約束することはできません。
施術には一時的な赤み・むくみなどの副反応が生じる可能性があり、禁忌事項がある場合もありますので、事前カウンセリングでご確認ください。
本記事は一般的な情報のご案内であり、個別の診療に代わるものではありません。ご自身の状態に合わせた診断・施術はカウンセリングでご確認ください。
根拠資料
- PMID 35067157 — 韓国の肝斑患者の顔を半分に分け、ピコトーニングとレーザートーニングを交互に照射した前向き比較。抄録を確認。両側の肝斑スコアは同程度の幅で下がり、痛み・満足度も分かれませんでした。標本が小さく追跡期間も短いです。
- PMID 35888655 — 低出力レーザートーニングの肝斑文献考察、全文を確認。よくある計画は週1回または隔週、10回前後、薄い赤みが終点です。累積エネルギーとまだら型の白い点、攻撃的な照射時の過色素、3か月の再発報告と長期追跡の不足を整理しました。
- PMID 36729879 — ピコとナノ秒Nd:YAGで肝斑の顔を分けて照射した比較。抄録を確認。両側のスコアは一緒に下がり、再発の方向も同じでした。この試験ではナノ秒側のほうが痛みが強い結果でした。
- PMID 41184656 — ピコとナノ秒レーザーを色素・タトゥー試験として集めた分析。抄録を確認。体でつくられた色素は薄まる程度が同程度で、タトゥーのように外から入れた色はピコ側がより砕けやすい方向に傾きました。肝斑単独の分析ではなく、全文は確認できていません。
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出典
現在の状態に合う施術相談
現在の健康状態と過去の施術歴を確認したうえで、検討可能な選択肢と限界をご案内します。



