皮膚の中でコラーゲンをつくる細胞は、網のように編まれた骨格の上に付いて働きます。ECMブースターは、その骨格をなす細胞外基質(ECM)の材料を補うという発想のスキンブースターです。
Re2Oが入れるのは生きた細胞ではなく、細胞を取り除いたあとに残った骨格です。
3行まとめ
1. 皮膚が力を失う過程には、コラーゲンの減少だけでなく、コラーゲンをつくる細胞が付いて働く骨格が弱まる変化も含まれます。
2. Re2Oは、提供を受けた人の皮膚から細胞を取り除いた真皮組織を材料として使い、人体組織の安全管理の制度が適用されます。
3. 人を対象にした比較研究では、複数の皮膚指標が従来のヒアルロン酸注射より良好でしたが、研究の規模と観察期間は限定的でした。
皮膚の中の骨格はなぜ弱まるのか
皮膚の中の骨格の中心はコラーゲンです。ここに、皮膚が元の位置に戻るのを助けるエラスチンと、水分を保持するヒアルロン酸などが加わり、皮膚の構造をなします。
年齢とともにコラーゲンの束が細かく切れると、コラーゲンをつくる細胞がつかまる場所も減ります。この細胞は新しいコラーゲンをつくる量が減り、既存の構造を分解する物質はより多く出します。その結果、残ったコラーゲンも切れやすくなる悪循環が生じます。
Re2Oは何を入れるのか
スキンブースターという名前が同じでも、製品ごとに入れる材料と目的は異なります。Re2Oは、提供を受けた人の皮膚から細胞を除去した無細胞真皮基質(hADM)を、注射できるよう細かくした製品です。
生きた細胞を入れる方法ではなく、細胞が付いていた支持材料を使うため、幹細胞施術とは区別されます。
| 比較項目 | 成分中心のブースター | Re2O ECMブースター |
|---|---|---|
| 入れる材料 | 製品ごとの単一または複合成分 | 細かくした無細胞真皮基質 |
| 設計の焦点 | 注入した成分の特性を活用 | 皮膚構造をなす骨格材料を活用 |
| 確認する資料 | 当該製品と成分の資料 | Re2O本品の研究と人体組織の管理体系 |
提供を受けた人体組織は、韓国食品医薬品安全処が許可した組織銀行だけが扱うことができ、この制度が提供組織の安全を管理します。
人を対象にした比較研究で確認された結果
研究チームは、同一人物の顔の左右にRe2Oと分子同士をつなぎ合わせていないヒアルロン酸をそれぞれ注射し、変化を比較しました。
| 比較対象 | 確認された結果 | 研究の範囲 |
|---|---|---|
| Re2Oと非架橋ヒアルロン酸 | 皮膚密度・弾力・しわ・毛穴・水分の測定結果で、Re2O側の方が良好でした。 | 20名を20週間観察しました。 |
| 安全性の観察 | 重篤な有害事象は報告されませんでした。 | 同一研究の参加者と期間の中で確認した結果です。 |
※ 研究規模が小さく観察期間が短く、著者のなかには製造元の顧問を務めた人が含まれています。
相談で確認すること
ECMブースターという名前だけでは、どの材料を使うのか分かりにくいです。次の内容を確認すると、製品の性格と根拠を区別するのに役立ちます。
- □ 入れるものが特定の成分なのか、皮膚構造をなす支持材料なのかを確認してください。
- □ 材料を人体組織から得たのか、別の原料から得たのかを尋ねてください。
- □ 人体組織であれば、許可を受けた組織銀行を経ているかを確認してください。
- □ 示された結果が、人を対象にした研究から出たものかを見てください。
- □ 結果とあわせて参加人数と観察期間も確認してください。
よくある質問
Q1. ECMブースターは幹細胞施術ですか?
Re2Oは生きた細胞を入れません。提供を受けた皮膚組織から細胞を取り除いたあとに残った骨格材料を使います。
Q2. ヒアルロン酸ブースターと何が違うのですか?
ヒアルロン酸ブースターは、注入した成分の特性を活用します。Re2Oは、複数の構造成分が残っている無細胞真皮基質を支持材料として活用する点が異なります。
Q3. 他の人の皮膚に由来する材料はどのように管理されますか?
提供を受けた人体組織は、韓国食品医薬品安全処が許可した組織銀行を通じて管理されます。相談の際は、使用製品の材料と組織銀行での管理の有無をあわせて確認してください。
Q4. どのような変化を確認した研究がありますか?
Re2Oと非架橋ヒアルロン酸を顔の左右に分けて注射した研究で、皮膚密度・弾力・しわ・毛穴・水分を測定しました。当該研究では、Re2Oを注射した側の結果の方が良好でした。
Q5. 効果はどのくらい続きますか?
ここで紹介した研究は、注射後20週まで参加者を観察しました。これは研究が測定を終えた時点であり、その後の維持期間を意味する数値ではありません。
結果・持続・適合の可否は、お一人おひとりの肌状態・年齢・生活習慣によって差があり、同じ結果をお約束することはできません。
施術には一時的な赤み・むくみなどの副反応が生じる可能性があり、禁忌事項がある場合もありますので、事前カウンセリングでご確認ください。
本記事は一般的な情報のご案内であり、個別の診療に代わるものではありません。ご自身の状態に合わせた診断・施術はカウンセリングでご確認ください。
根拠資料
- J Cell Commun Signal: PMID 29455303 — 「皮膚の中の骨格はなぜ弱まるのか」のECM構成、I・III型コラーゲンの比率、老化の自己増幅の悪循環に関する根拠
- International Journal of Molecular Sciences: PMC12985180 — 「人を対象にした比較研究で確認された結果」の研究設計・結果・安全性・限界・COIに関する根拠
- 国家法令情報センター: 人体組織の安全及び管理等に関する法律 · 食品医薬品安全処: 組織銀行の許可及び人体組織安全管理等に関する規定 — 「Re2Oは何を入れるのか」の人体組織管理体系に関する根拠
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出典
- 진피 세포외기질과 노화: 콜라겐 원섬유 분절 기전 리뷰 (J Cell Commun Signal 2018, PMID 29455303)PubMed (Journal of Cell Communication and Signaling)
- 주입형 미립화 hADM 부스터 20주 split-face 임상 (Int J Mol Sci 2026, PMC12985180)PubMed Central (International Journal of Molecular Sciences)
- 인체조직안전 및 관리 등에 관한 법률국가법령정보센터
- 조직은행 허가 및 인체조직 안전관리 등에 관한 규정식품의약품안전처
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