肝斑は頬骨・頬・額のように日光を受ける部位に広がる茶色の斑点です。点は取れば終わりますが、肝斑は日光とホルモン、体質が重なり、ケアを止めると再び濃くなります。除去は防御と塗る薬を先に置き、必要なときにレーザートーニングを加える順番です。
3行まとめ
防御を抜くと施術の効果が短く終わります。紫外線と目に見える光を一緒に防ぎます。
順番は広範囲防御 → 処方美白クリーム → 必要なときにレーザートーニング・ピコトーニングです。
レーザーは防御・薬を維持したまま加え、強度と回数が積み重なると白い斑点が報告されます。
肝斑が再び濃くなる理由
肝斑は、皮膚を茶色に染める色素が過剰につくられて生じます。できやすい体質があり、妊娠・経口避妊薬などのホルモン変化が重なると斑点がはっきりします。紫外線だけでなく、目に見える光も同じ色素を刺激します。強い施術や皮膚炎で生じた炎症、光に敏感にする薬も、その部位を再び濃くします。
日光を遮らずに施術だけを受けると、色はすぐに戻ってきます。片側だけが濃い、または形が急速に変わる場合は肝斑以外の斑点である可能性があり、その部位から区別を受けます。肝斑の除去は一度消すことより、刺激を減らしたうえで色を薄く維持することに近いです。
除去はこの順番で進みます
防御と塗る薬を先に置き、レーザーはその次に加えます。順番が変わると、色が短く減ったあと、刺激のあとに再び上がってくることがあります。
| 順番 | 行うこと | あわせて見る点 |
|---|---|---|
| 毎日 | 広範囲防御、帽子・日陰 | 紫外線と目に見える光。色のある剤形 |
| 処方 | ハイドロキノン・複合クリーム | 刺激、使う期間 |
| 施術 | レーザートーニング・ピコトーニング | 強度・間隔。白い斑点 |
色のある広範囲防御剤をハイドロキノンと一緒に用いた試験では、紫外線だけを防ぐ防御剤より肝斑スコアがより下がりました。曇りの日や窓辺にも塗り、汗をかいたら塗り直します。塗る薬はハイドロキノン単独、またはレチノイド・弱いステロイドを混ぜたクリームがよく用いられます。任意で長く塗ると刺激と色素が残ることがあるため、処方期間を守ります。
薬での反応が遅いときは化学ピーリングを加え、血栓の病歴がなければ飲む処方薬を補助として検討することもあります。毎日塗る習慣は日常の紫外線防御案内と夏の色素予防案内で続けてご覧いただけます。
レーザートーニングとピコトーニング
レーザートーニングは低出力のNd:YAGレーザーを複数回に分けて照射し、色素を薄くします。ピコトーニングはより短いパルスで色素を扱います。どちらも肝斑で用いられ、レーザーだけを受けると数か月以内に色が再び上がってくる場合が多いです。塗る薬・防御と一緒に用いると反応がより長く残り、回数が増えるほど白い斑点の報告が増えます。
| 項目 | レーザートーニング | ピコトーニング |
|---|---|---|
| 方式 | 弱く複数回 | 短いパルス |
| 受ける間隔 | 複数回、週単位がよくある | 複数回に分ける |
| 限界 | 再発、過度だと白い斑点 | 再発、当日の紅斑・かゆみ |
当日は紅斑・かゆみがよくあり、刺激のあとに色素が残ることがあります。施術当日から防御を維持し、洗顔は刺激のない剤形にし、サウナと強い角質除去は先送りします。施術の流れはレーザートーニング案内で、二つの機器の違いはピコトーニングとレーザートーニングの比較でご覧いただけます。施術後の日光は施術後の紫外線防御案内を、共通の注意は施術の安全案内に従います。
施術前に確認する五つのこと
今日の斑点が肝斑か、いま使っている防御剤と薬、以前のレーザー反応を一箇所で照合します。下を順に確認します。
- □ この跡が肝斑か、シミ・そばかすかを区別してもらいましたか?
- □ 紫外線だけでなく目に見える光まで防ぐ防御剤を使っていますか?
- □ 塗る薬の名前と使う期間、刺激が残ったかを見ていますか?
- □ レーザーを入れる場合、強度・間隔・回数はどう決めますか?以前に白い斑点が出たことはありますか?
- □ 妊娠・授乳、経口避妊薬・ホルモン剤、最近の強い施術歴を伝えましたか?
よくある質問
Q1. レーザーで肝斑はなくなりますか?
肝斑は薄くして防御・薬で維持する斑点です。レーザーはその維持を助ける一つの段階です。
Q2. 施術のとき痛いですか?
チクチクした痛みと熱感が当日に残ります。麻酔クリームを塗って進める場合が多く、痛みの程度は機器と強度によって分かれます。
Q3. 何回受けますか?
弱く複数回に分けます。間隔は肌の反応を見て決め、強度を上げて回数を埋めません。
Q4. 塗る薬と一緒にしてもよいですか?
一緒に用いる設計のほうが、レーザーだけを受ける設計より反応が長く残ります。当日の刺激が重なるときは、薬を数日休む形で調整します。
Q5. 誰が受けてはいけませんか?
妊娠・授乳、施術部位の感染、以前にレーザーのあとに白い斑点が出た肌、光過敏の薬の服用は、進める前に知らせます。経口避妊薬・ホルモン剤も肝斑を濃くすることがあるため、あらかじめ知らせます。
結果・持続・適合の可否は、お一人おひとりの肌状態・年齢・生活習慣によって差があり、同じ結果をお約束することはできません。
施術には一時的な赤み・むくみなどの副反応が生じる可能性があり、禁忌事項がある場合もありますので、事前カウンセリングでご確認ください。
本記事は一般的な情報のご案内であり、個別の診療に代わるものではありません。ご自身の状態に合わせた診断・施術はカウンセリングでご確認ください。
根拠資料
- PMID 35904706 — 肝斑の発生機序の文献検討。確認範囲: 抄録 + PMC本文。 Europe PMCに撤回・懸念表明の記録なし。研究費・著者の利益相反の開示なし。日光・性ホルモン・妊娠・炎症・体質が重なると整理した既存の文献検討です。
- PMID 24313385 — 鉄成分を含み色のある防御剤と、紫外線だけを防ぐ防御剤をハイドロキノンと一緒に比較した試験。確認範囲: 抄録。 68人割付、61人完了、8週。色のある防御剤群で肝斑スコアがより下がりました。本文はこの一つの試験を一般化しませんでした。抄録の外の利益相反は確認できませんでした。
- PMID 38099013 — 塗る薬・飲む薬の系統的文献検討。確認範囲: 抄録 + PMC本文。 撤回・懸念表明なし、利益相反なし。ハイドロキノン・複合クリーム・防御剤を先に置き、レーザーを後に置く順番を整理しました。国ごとに薬が異なります。
- PMID 35888655 — 低出力Nd:YAGレーザートーニングの系統的文献検討。確認範囲: 抄録 + PMC本文。 撤回・懸念表明なし、外部研究費なし。累積エネルギーが高いときに白い斑点が残ると記し、単独より併用を用いる理由はここにあります。研究デザインがそれぞれ異なるため、数字を一つにまとめられませんでした。
- PMID 36533794 — 低出力Nd:YAGレーザートーニングのメタ分析。確認範囲: 抄録。 併用が単独よりスコア変化が大きく、時間がたつと効果が減り、回数と白い斑点の報告が一緒に動きました。本文原典はこの環境では開けませんでした。
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出典
現在の状態に合う施術相談
現在の健康状態と過去の施術歴を確認したうえで、検討可能な選択肢と限界をご案内します。



