韓国では、美容目的の皮膚科施術とカウンセリングの費用は国民健康保険の対象外となる非給付(自由診療)のため、医院ごとに金額が異なり、医院は掲示した金額までしか受け取れません。そのため比較は、医院が掲示した金額と自分が受け取った見積もりを同じ条件にそろえるところから始めます。
3行まとめ
カウンセリング料を取るか、施術すれば差し引くかは医院ごとに決めるため、予約のときに確認します。
カウンセリング・肌診断・施術・まとめ払い・経過確認の5段階ごとに、別の費用が生じるかを確認します。
口コミの価格は、施術名と量が書かれているときだけ自分の見積もりと比べられます。
カウンセリング料と施術価格は誰が決めますか?
非給付の金額は医院が決めます。その代わりに韓国の医療法は、医院がその非給付診療費用を患者や保護者が分かりやすいように告知することを義務づけ、告知した金額を超えて受け取ることを禁じています。
医院ごとの非給付の金額は、健康保険審査評価院の非給付診療費用情報で公開されている項目から調べられます。
カウンセリングから再診まで、費用が生じるポイント
皮膚科の費用は施術費ひとつで終わらず、段階ごとに別途かかることがあります。下の表の段階ごとに金額と含まれる内容を聞いておけば、最終的な金額を前もって計算できます。
| 段階 | 費用が生じるポイント | 前もって聞くこと |
|---|---|---|
| カウンセリング | カウンセリング料(無料・有料・施術費から差し引きのいずれか) | カウンセリング料の金額と、当日施術した場合に差し引かれるか |
| 肌診断 | 肌の撮影・測定機器の使用料 | 診断撮影がカウンセリング料に含まれるか |
| 施術当日 | 施術費、麻酔クリーム、鎮静ケア | 見積もりに麻酔・鎮静ケアが入っているか |
| まとめ払い | 複数回分の前払い | 残りの回数の返金基準(書面) |
| 経過確認 | 再診料、追加の施術費 | 経過確認の来院に費用がかかるか |
※ 同じ施術名でも、製品・量・部位・回数が違えば価格を比べる条件が変わります。見積書の項目ごとの確認方法は皮膚科の価格比較ガイド、1回あたり・パッケージの計算は1回あたり・パッケージ比較ガイドにあります。
割引・パッケージ価格を見るとき
医療法は、非給付診療費用を消費者が誤解するような方法で割引・免除すると広告することを禁じています。割引価格を見るときは、割引率より1回あたりの単価を計算します。たとえば3回まとめた価格は3で割り、同じ量・同じ部位の1回の価格と比べます。
初回の反応を見てから次の回を決める施術なら、1回分ずつの支払いから始めたほうが調整しやすくなります。まとめて支払う場合は、上の表の返金基準を契約前に受け取っておきます。
口コミを価格と一緒に読む方法
医療法は、医院が患者の治療体験談のように治療効果を誤解させるおそれのある内容を広告に使うことを禁じています。この規定は医院のホームページだけでなく、医院がプラットフォームやブログに出す広告にも適用されます。それでもプラットフォームやブログの口コミには、体験モニターへの参加やキャンペーン特典を条件に書かれた投稿が混ざっていることがあります。
口コミを自分の見積もりと並べる前に、3つを確認します。
- □ 施術名と量(ショット・cc)が書かれているか — 量が書かれていてこそ価格を比べられます
- □ 施術当日に書いた投稿か、1か月後に書いた投稿か
- □ つらかった点や気になった点も書かれているか
広告的な口コミを見分ける具体的な方法は口コミの読み方ガイドにあります。
カウンセリングの前に書き出しておくこと
下の項目を医院ごとに同じように伝えてこそ、見積もりの金額を並べて比べられます。
- □ いちばん気になる部位1〜2か所と望む変化
- □ 受けたい施術の製品名と量(ショット・cc)
- □ ほかの医院で受けた見積書(製品・量・部位・回数が書かれたもの)
- □ 使える予算と回復にあてられる日程
セリニック医院(Cellinique)がどのような要因で費用を決めているかは費用のご案内にまとめています。医院ごとに金額が違う理由は狎鴎亭の皮膚科施術費用ガイドで続けて読めます。
よくある質問
Q1. 皮膚科でカウンセリングだけ受けても費用はかかりますか?
医院によって異なります。予約のときにカウンセリングだけ受けたいと先に伝えておけば、カウンセリング料だけを支払い、施術の決定は複数の医院の見積もりを見てからにできます。
Q2. 美容目的の皮膚科施術も健康保険が使えますか?
美容目的の施術は非給付のため全額自己負担です。ニキビのような皮膚の病気の診療は給付が適用される場合があるので、受付のときに受診の目的を分けて伝えます。
Q3. 掲示された価格より多く請求されることはありますか?
同じ項目であれば、掲示した金額を超えて受け取ることはできません。見積もりのほうが高い場合は、製品・量・部位・回数のうち何が価格表の項目と違うのかを聞いてください。
Q4. イベントが終わった後、残りの回の価格はどうなりますか?
支払いのときに決めた価格が残りの回にもそのまま適用されるのか、イベント期間が過ぎると通常価格に変わるのかを契約書に書いておきます。残りの回をほかの施術に変更できるかも同じ場で確認します。
Q5. 今日支払えば割引すると言われたらどうすればいいですか?
当日の決定を条件にした価格でも、製品・量・1回あたりの単価を書いてもらったうえで、ほかの医院の見積もりと比べてから決めてかまいません。その価格がいつまで有効かもあわせて聞いてください。
結果・持続・適合の可否は、お一人おひとりの肌状態・年齢・生活習慣によって差があり、同じ結果をお約束することはできません。
施術には一時的な赤み・むくみなどの副反応が生じる可能性があり、禁忌事項がある場合もありますので、事前カウンセリングでご確認ください。
本記事は一般的な情報のご案内であり、個別の診療に代わるものではありません。ご自身の状態に合わせた診断・施術はカウンセリングでご確認ください。
根拠資料
- 国家法令情報センター: 医療法第45条 非給付診療費用等の告知 — 価格の告知義務と告知額を超える徴収の禁止(1番目のセクション、Q3)
- 健康保険審査評価院: 非給付診療費用情報 — 医院別の非給付金額の公開・照会(1番目のセクション)
- 国家法令情報センター: 医療法第56条 医療広告の禁止等 — 治療体験談の広告と誤認させる割引広告の禁止(3〜4番目のセクション)
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