ジュベルック(Juvelook)は、ポリ-D,L-乳酸(PDLLA)とヒアルロン酸を一つのバイアルに入れて皮膚へ入れるスキンブースターです。注入直後は水分が満たされ、その後数週間かけて新しいコラーゲンができるかをみていく施術です。
バイアルの構成はPDLLAとヒアルロン酸です。ある予備研究では、施術を受けた人の半分が、全体として半分以上よくなったと答えました。粉末を溶かして真皮に入れる注射のため、当日完成するフィラーとは期待する時点が異なります。
ジュベルックはどのような注射か
乾燥させた粉末を生理食塩水などと混ぜ、真皮に入れます。ヒアルロン酸は直後に水分を満たし、PDLLAは定着したあとゆっくり分解されながら新しいコラーゲンができることを期待する材料です。ボリュームだけを埋めるフィラーとは役割が異なります。
ある予備研究は、この製品を顔に注射しつつ、バイアルにヒアルロン酸と麻酔薬をさらに混ぜて用いました。医院で受ける混合比率と必ず同じではありません。同意した人の組織では、コラーゲンと弾性繊維が増えた所見が観察され、重大な有害事象の集計は0件でした。
同じ名称の下で入れる層が異なる製品があるため、カウンセリングの前にどちらであるかを確認します。目元用として案内される別製品もあります。製造元は、国内許可の医療機器として案内しています。
| 区分 | ジュベルック | ジュベルック ボリューム |
|---|---|---|
| 主成分 | PDLLA + ヒアルロン酸 | PDLLA + ヒアルロン酸 |
| 入れる層 | 真皮 | 皮膚の下 |
| 製造元の案内 | 顔の肌理・小じわ | ボリュームが必要な部位 |
リジュラン(Rejuran)・水光注射とは成分が異なるため、ご自身の肌に合うものは成分から見分けます。比較がさらに必要なら、リジュランとジュベルックの比較を続けてご覧ください。
| 区分 | ジュベルック | リジュラン | ヒアルロン酸スキンブースター |
|---|---|---|---|
| 主成分 | PDLLA + ヒアルロン酸 | PN(ポリヌクレオチド) | ヒアルロン酸 |
| 期待する変化 | コラーゲンと水分 | 皮膚の回復 | 水分 |
| 変化が出る速さ | 直後と数週間 | 段階的 | 比較的速い |
※ 用途は製造元の案内です。スキンブースターの種類はスキンブースターの種類案内でさらにご覧いただけます。
施術当日とその翌週
カウンセリングで皮膚の厚みと以前の注射歴をみたうえで部位を決め、麻酔クリームを塗ってから少量ずつ入れます。ある予備研究は4週間の間隔を空けて2〜3回進めました。直後はむくみ・赤み・内出血がよくみられ、注射跡が1〜2日、小さな点のように残ることがあります。触るとしばらくつっぱる、凹凸に感じることもあります。終了後は注意事項を確認して帰宅します。
初日は強い熱と強い洗顔を避け、注射部位を強く押したりこすったりしません。薄い化粧は皮膚の状態をみながら始め、1週間はサウナ・チムジルバン・強い運動を控え、紫外線防御を続けます。飲酒と喫煙は回復を遅らせることがあるため、数日控えます。用量と回数によって費用は変わり、何が価格を変えるかは費用案内で確認できます。施術ページはジュベルック施術案内です。
カウンセリングで確認する五つのこと
顔面の注射が血管に入ると、視野がかすむ、皮膚が白くまたは青く変わることがあります。海外の規制機関は、注射フィラーの一般案内で、この徴候を直ちに診療の対象と記しています。触れる結節はこの系統で知られた反応であるため、どこへ連絡するかをあらかじめ決めておきます。発熱や、じんましんが広く広がる場合はアレルギー反応を疑い、直ちに診療を受けます。
- □ 本日入れる製品がジュベルックかジュベルック ボリュームか
- □ 何回、何週間隔で組むか
- □ 妊娠・授乳、施術部位の感染、抗凝固薬・免疫抑制薬、自己免疫疾患、麻酔薬・成分アレルギー
- □ 以前に入れたフィラー・スキンブースターとの間隔
- □ 結節が触れる、視野・皮膚色が変わった場合にどこへ連絡するか
2日を過ぎてもむくみが大きくなる、熱が出る、硬い部位が大きくなる場合は、施術を受けた医療機関へ連絡します。結節が心配な場合は注入後の結節案内を、共通の注意は施術の安全案内をあわせてご覧ください。
よくある質問
Q1. 痛みはありますか?
入れた部位はつっぱる、チクリとすることがあり、注射跡と軽い内出血は数日以内に引くほうです。痛みの程度は部位と入れる量によって異なります。
Q2. 何回受けますか?
研究で使われた日程は4週間隔で2〜3回です。実際の回数は、皮膚の状態と目標、部位をみてカウンセリングで決めます。
Q3. 効果はどのくらい続きますか?
製造元は12か月から18か月と案内しています。人を対象にした予備研究がみていたのは、施術直後と来院時点の変化です。
Q4. 他の施術と一緒に受けてもよいですか?
同じ日に複数の注射を重ねると、むくみ・内出血が重なります。レーザー・スレッドリフト・他のスキンブースターとは間隔と順序を分けて組みます。いま受けている施術と薬を一覧にして持参すると、調整が早くなります。
Q5. 受けてはいけない人はいますか?
妊娠・授乳中の人は、予備研究でも除外されていました。施術部位に感染・炎症がある、当該成分・麻酔薬アレルギーがある場合は日程を延期します。抗凝固薬・免疫抑制薬を使っている場合も、あらかじめ知らせます。
結果・持続・適合の可否は、お一人おひとりの肌状態・年齢・生活習慣によって差があり、同じ結果をお約束することはできません。
施術には一時的な赤み・むくみなどの副反応が生じる可能性があり、禁忌事項がある場合もありますので、事前カウンセリングでご確認ください。
本記事は一般的な情報のご案内であり、個別の診療に代わるものではありません。ご自身の状態に合わせた診断・施術はカウンセリングでご確認ください。
根拠資料
- Seo SBほか(2024)、J Cosmet Dermatol: Skin rejuvenation effect of the combined PDLLA and non cross-linked hyaluronic acid: A preliminary study(PMID 37969055)
- Lee KWAほか(2024)、Polymers (Basel): Poly-d,l-lactic Acid (PDLLA) Application in Dermatology: A Literature Review(PMID 39339047)
- 米国規制機関: 注射フィラー一般案内
- 製造元: 公式サイトの製品案内
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